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会社紹介
 
創業以来400年。時をこえてお客様の信頼にお答えしています。

今から約400年前、慶長元年(1596)江戸の神田・鎌倉河岸で豊島屋十右衛門が、酒屋兼一杯飲み屋の商いを始めました。
これが、現在の豊島屋本店のおこりです。当時は酒を原価で飲ませ、沢山出る空樽で儲けを出していました。
また、酒の肴として大きな田楽も一緒に出し人々に大いに人気を博しました。
その後、毎年雛祭りの時期に白酒も売り出すようになり、やがて豊島屋の白酒は「山なれば富士、白酒なれば豊島屋」
と詠われ江戸中の評判となっていきました。売り出しの当日には店の前に矢来を組み、事前に発行した切符と引き換えに
白酒が受け取れるようにして混乱を防いでいました。時には、並んでも買えないことがあるほどの人気で、1,400樽も売れたと言われています。この様子は『江戸名所図会』にも描かれ、そのにぎわいの程が今に伝わっています。
しかし、当時の江戸には良質の酒を造る技術がなく、清酒は関西からの下り酒を販売し、雛祭りの白酒だけを醸造していました。
そこで自前の清酒を造ることを思いつき、大正時代には金婚式からヒントを得た当時の代表銘柄「金婚」を関西の灘で醸造し、発売を開始。昭和の時代になり、東京・東村山に酒蔵を購入し、「金婚正宗」、「白酒」、「天上みりん」等を
醸造するようになりました。明治の初めには武家制度の崩壊により、武家への掛売りの集金ができないという時代もありました。
また関東大震災、東京大空襲にも遭い店舗および帳面等を焼失しましたが、全社一丸となって暖簾を守り抜き、今では全国規模の品評会で金賞を受賞できるほどの酒を造り出せるまでになりました。白酒は宮家に献上させて頂き、
清酒「金婚」は明治神宮、神田明神および日枝神社の御神酒として納めさせて頂いております。
そして、この「金婚」は日本そば屋さんで飲める旨い酒としても評判を呼んでいます。また、三越本店で開催される都内有数の老舗の会「味と技の大江戸展」にも毎年出展し、好評を博しています。現在、総合食品商社として都内および近県の1,000軒余のおそば屋さんをはじめ、多くの飲料店様とお取引させて頂いておりますが、
各店とも使う材料にこだわり、いいものをご使用されております。これからもそうしたお客様のご期待にこたえられるよう、
清酒、みりんをはじめ、すべての商品で品質にこだわったものを提供しつづけ、ささやかながらも日本の食文化への貢献をしていきたいと思っています。     

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